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2005年 3D TIMONお客様交流会レポート


さる、7月12日東京コンファレンスセンター品川にて、2005年3D TIMONお客様交流会を開催いたしました。
当日は、梅雨の合間を縫って多くのお客様・パートナー様・来賓の方々にお集まりいただきました。
交流会では、金沢工業大学 山部教授より特別講演として「射出成形過程の可視化実験とそり解析精度向上のための研究報告」についてご講演いただいたほか、お客様から3D TIMON,TimonMoldDesignerの活用事例についてご発表いただきました。
また、この秋にリリース予定の3D TIMON最新バージョン:Extreme Suite2005(略称:XS2005)の発表とデモを行いました。特にノートPCで、30万節点超の大規模モデルの軽快なポスト処理の実演では、ご覧頂いた多くのお客様からご好評を頂くことができました。
交流会のあとの懇親会では、3D TIMONの活用や今後について活発な議論が交わされました。
解析精度の向上と、射出成形CAEの活用によるコストダウンと開発期間短縮にかけるお客様の情熱を肌で感じることができ、これからもお客様の現場で使い続けていただける製品・サービスをお届けするとともに、さらなる改善・向上を実現して行かねばならないと、気持ちを新たに致しました。 ご講演いただいた方々、並びにご来場いただいた方々、お忙しい中本当に有難うございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。 今後とも、宜しくお願い申し上げます。



交流会での発表風景

懇親会での風景


  12:30 開場
  13:00 開演
    <ご挨拶>
<弊社CAEソフト事業の概況について>
  13:30 特別講演
「射出成形過程の可視化実験とそり解析精度向上のための研究報告」
金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授  山部 昌 様
  14:30 <報告>
「3D TIMONの精度向上への取り組み」

「射出成形CAEのための新しい統合操作環境
3D TIMON‘Extreme Suite 2005’のご紹介」
  14:50 コーヒーブレイク
  15:10 <ユーザ様活用事例発表>
「TOHSHINにおける解析精度の検証」
株式会社 東伸精工   製品本部 設計部 第1グループ 鈴木 健 様

「TIMON 精度評価」
株式会社プライムポリマー 研究開発部技術支援Gr  米川 太 様

「デジタルエンジニアリング実践例」
山形カシオ株式会社 部品事業部 生産技術課 多勢 誠 様

「ゴムの射出成形シミュレーションの検討」
NOK株式会社 湘南開発センサー/技術本部技術研究部 太田 隆 様

「キヤノンソフトウェアの射出成形CAEに対する取り組み」
キヤノンソフトウェア株式会社 CADシステム部設計支援課 金上 俊輔 様
  17:40 質疑応答・アンケート記入
  18:00 交流会 閉会
  18:15 懇親会 開会
  20:00 懇親会 閉会

□特別講演
「射出成形過程の可視化実験とそり解析精度向上のための研究報告」
金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授  山部 昌 様
<概要>
  射出成形品のそり発生は、種々の要因が重なって生じる複雑な現象である。
ここでは、その発生メカニズムを解明すべく、成形過程の可視化や成形品の
物性値測定をおこない、考察する

□ユーザ様活用事例発表


1.「TOHSHINにおける解析精度の検証」
株式会社 東伸精工   製品本部 設計部 第1グループ 鈴木 健 様
<概要>
東伸では主に鏡筒と呼ばれるカメラのズーム機構部品を製作しているが、形状が複雑になり、寸法公差が1/100〜1/1000代と厳しくなってきている。そのため補正をみたり、変形が予測できないため試作回数が増えてしまう。そこで流動解析を用いて試作回数の低減を目標に取り組んでいる。より正確な解析結果を得るには精度を上げなくてはならない。各解析工程を経てそり解析結果を得られるが、各パートの誤差の累積が最終的に解析結果に大きく影響を及ぼすため、最初のステップである充填解析に着目し解析精度の検証を行った。


2.「TIMON 精度評価」

株式会社プライムポリマー 研究開発部技術支援Gr  米川 太 様
<概要>
H12年度よりTIMONを活用しているが、これまでTIMONでの検討時の課題と考えていたそり解析の精度について、最新モジュールを用い精度評価を実施した。PPナチュラルでの単純形状、実製品形状での評価ではともに大幅な精度向上が確認できた。また、インサート部品の成形後変形問題について実測との比較検討を行った事例についても説明する。こちらも実測値と概ね一致することを確認できた。


3.「デジタルエンジニアリング実践例」
山形カシオ株式会社 部品事業部 生産技術課 多勢 誠 様
<概要>
弊社では、3Dデータの一元化による効率的なデジタルエンジニアリングを進めており、携帯電話、車載部品等の立ち上げ期間短縮・安定生産に効果を発揮しております。
本日は、3D-TIMONとTMDの併用状況のご説明と弊社でのデジタルエンジニアリング概要をご説明致します。


4.「ゴムの射出成形シミュレーションの検討」
NOK株式会社 湘南開発センサー/技術本部技術研究部 太田 隆 様
<概要>
ゴムは粘度が高く、成形時の流動圧力損失が非常に大きい。そのため圧縮成形やトランスファー成形が主流である。しかし、製品の品質・原価をさらに向上させるためには射出成形による製造が望ましい。ゴムの射出成形における成形不良現象を予測し、製品開発に生かすことを目的としてTIMONによるゴムの射出成形シミュレーションの検討を行っている。本日は、その内容について紹介する。


5.「キヤノンソフトウェアの射出成形CAEに対する取り組み」
キヤノンソフトウェア株式会社 CADシステム部設計支援課 金上 俊輔 様
<概要>
現状の射出成形CAEは普及が進んできているものの「導入効果が明確に見えない」、「精度が実用レベルに無い」など効果的に活用できていない例を良く耳にします。そこで具体的な問題点とその解決のためにキヤノンソフトウェアが提案する有効活用の方法を、事例を交えご紹介いたします。

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