IoT、CASE時代の半導体封止・
熱硬化性樹脂成形シミュレーション
射出成形、封止成形における熱硬化性樹脂の流動、収縮、そり変形までの成形プロセスを一貫して解析できるAll in One パッケージです。硬化反応に伴う反応率の分布、発熱、粘度変化、密度変化を予測し、流動・収縮・そり変形の状況をシミュレートします。
封止成形、トランスファー、インサートなどさまざまな熱硬化性樹脂成形に対応。また、データの入出力に用いるプリポストプロセッサ(プリプロセッサ、ポストプロセッサ)や材料データベースなど、解析に必要な各種の機能・データベースを備えています。
熱硬化樹脂の成形時に生じる不具合は条件によってさまざま。一つひとつをトライ&エラーで排除するうち、膨大な時間やコストを費やしてしまうケースも少なくありません。こうした背景から、多様な条件設定と不良・不具合を想定したシミュレーションが求められています。
代表的な解析機能は以下の通りです。また、オプションサービスとして、硬化特性を含む熱硬化性樹脂の物性測定を行い、フィッティングを含め、解析用樹脂データの作成を行います。
熱硬化性樹脂成形のあらゆる課題に対応
温度変化や流動を考慮し、反応則に基づく硬化反応の進展をシミュレートします。
データベースに保存された材料パラメータに基づき、KAMALの反応式により硬化反応率の進展を解析。あわせて反応熱の発生、粘度変化、密度変化を算定し、成形工程のシミュレーションに適用します。解析結果表示では、反応率の分布や密度分布が時間的に変化する様子を確認できます。
樹脂データベース
反応率分布
収縮そり変形
流動中にワイヤーにかかる圧力による変形や、ワイヤーに発生する応力を予測・解析し、断線可能性を示すワイヤースイープインデックスを出力します。充填時の樹脂圧力によるパドルシフトやインサート品の変位・変形を予測し、適切なゲートレイアウトや成形条件などを検討できます。インサート物を含む材料ごとのそり変形状況、また収縮熱応力の予測も可能です。
インサート変形
ワイヤースイープインデックス
充填時のワイヤー応力
トランスファー成形は、プランジャー内に設置した熱硬化性樹脂(タブレット)を加熱溶融し、キャビティの中に押し込んで硬化させる成形方法です。3D TIMON® - ReactiveMOLDは、プランジャーの押し込みによるタブレットの変形を考慮し、タブレット内の反応・流動からキャビティ内まで、樹脂の全履歴をシミュレートします。
反応率の変化
充填バランスの改善
3D TIMON® - ReactiveMOLDの製品紹介資料をダウンロードいただけます。
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