「そらない設計を実現する」
設計者向けソリューション
成形品のそり変形は「形状で決まるもの」と「成形で決まるもの」に分類できます。形状で決まるそり変形は形状を変更しないと対策ができません。そこで形状を決める製品設計段階で、できるだけそりを抑える設計を行うためのアイデアをPD Advisorは提供します。
成形品の形状で決まるそり変形は、金型仕様や成形条件で抑え込むことが困難。事前に適切な金型形状を検討しておかないと、何度も修正が発生してしまいます。こうした手戻りはコストや開発期間の増大につながるだけでなく、現場の人員にストレスを与える要因にもなっています。
成形収縮の不均一により発生するそり変形。PD Advisorは、成形品のどの部分が、どの程度そり変形に影響を及ぼしているかを示す「収縮そり感度」の分布を表示することができます(画像参照)。
収縮そり感度がプラス(赤色)かつ大きい部位では、収縮によってそりが大きくなり、逆にマイナス(青色)かつ大きい部位はそりが小さくなります。これらの情報をもとに、効率的なそり対策を立案することが可能です。
例えば、一般に射出成型品は肉厚の厚い部分ほど収縮率が大きくなるため、収縮そり感度がプラスかつ大きい部分は薄肉化することでそりを小さくできます。また、表側の収縮感度がプラスで大きく、裏側がマイナスになっている部分では、曲げ変形によりそりが大きくなるため、表側にリブを追加することで変形を避けられます。
形状に起因するそり変形のみを計算するため、通常の樹脂流動解析に比べ計算時間が大幅に短縮されます。
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